今週のテーマは 「全長測定器」 です。
私たちも自社で量産工場を運営しているため、
「コストを抑えながら、精度を保つことの難しさ」には日々頭を悩ませています。
例えば、弊社主力のシャフト部品。
片側の球面加工後に わずか60ミクロンの公差で全長を管理しなければならない厳しい条件です。
しかも、全数検査が必須という状況です。
「人手でやるには限界がある。でも、高価な設備は入れられない。」
そんなジレンマをどうにかしたい、そんな現場の声を反映した“安く・早く・確実に測る” 全長測定機 です。
■“長さだけ”を見る、潔さ。
私たちがこの測定器でこだわったのは、「シンプルであること」。
工程内で最終加工が終わった直後に、長さ1点のみを100%選別。
あえて欲張らず、「長さ」だけに絞って検査しています。
これにより、選別機の単価を大きく抑えることができ、製造現場での リアルタイムなフィードバック が可能になりました。
NG品の追加工も不要になり、後工程への不良流出を防止できるなど、結果として ライン全体の安定稼働 に貢献しています。
■“多機能化”よりも、“最適化”。
選別機を構想するとき、どうしても「全部自動で測りたい」という発想になりがちです。
しかし実際には、
①設備コストの上昇
②測定ポイント増加による調整負担
③不具合時のダウンタイム増
といったリスクが発生します。
結果的に、稼働率の低下や測定精度のバラつき に繋がるケースも少なくありません。
あえて単純機能に特化し汎用性を持たせた、シンプルな選別機にすることで、
生産性を落とさずに “現場主義+低コスト+高い生産効率” を実現しています。
■まとめ
今回の全長測定器は、“シンプルな1点測定” が、結果的に最も生産性を高めるという
単純(1項目のみ)な選別機の組み合わせが、一番現場主義だな、というのを象徴した、事例かなと思います。
「高価な設備はムリ。でも、品質は妥協したくない」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
低コストで“現場が使える”検査機をご提案します。
それでは、今週も素敵な1週間にしていきましょう♪
お問合せは下記窓口まで
FORTUNE CROSS (THAILAND) CO.,LTD / NANO SEIMITSU CO.,LTD.
Mobile: +66 (0)61-572-1700 担当:矢田(ヤダ)

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